トルコビジネスレポート

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FOODEX JAPAN 2016 トルコ出展企業のご紹介(2016年3月31日)

 

去る3月8日(火)〜11日(金)、幕張メッセで開催されたアジア最大の食品展示会であるFOODEX JAPAN2016は、世界の78の国と地域から3197社が参加し(国内1262社・海外1935社)、4日間で76532人の来場者で賑わった。
トルコからは41社が出展。トルコ・パビリオンには36社、パビリオン外で5社が出展した。

今年のトルコ・パビリオンでは、トルコの食品を用いて大地に降り注ぐ恵みを表現したインスタレーションがひときわ目を引いた。

降り注いでいるのはキャンディやグミなどのお菓子であったり、スパイスやハーブであったり、ドライフルーツであったり、果てはまるまるとしたフレッシュな果実まで。トルコのポップなデザイン力には毎度のことながら唸らされる。

MBTG(パスタ・ブルグル・豆類・植物油プロモーション・グループ)では、例年のようにスープやパスタ、ブルグルなどの試食がふるまわれていた。

2013年に行ったプロモーションでは、トルコの伝統的挽き割り小麦ブルグルについて日本で知る人はほぼいなかったが、今はKALDIなどでも販売されており、少しずつ認知度が上がってきているような感触はある。日本人の味覚にあったレシピ開発やメディアを使ったプロモーションなどあれば、さらに認知度は高まっていくと思われる。

MBTGのジェヴヘル氏によれば、2016年は国連の『国際豆年』に制定されているそうで、今年はトルコ産のヒヨコ豆やレンズ豆といった産品の輸出に大いに期待を寄せているらしい。

※ちなみに国際豆年は、国際的な豆類の団体であるシシルズ(CICILS:国際豆類貿易産業連合)が2年前からFAOに働きかけて結実したそうで、豆類の豊富な栄養価、環境に調和した農業の実現、食料安全保障に適した生産性を世界にアピールするのが目的。そしてそのシシルズの会長はトルコ人のハカン・バフチェジ氏。

豆類だけでなく、トルコの小麦製品も一押しだ。
マカロニ、パスタ類は大きさや種類も豊富。グルテンフリーや糖尿病患者向けなど、最近のトレンドもしっかり取り入れている。

「糖尿病向け小麦粉使用のスィミット(ゴマ付きパン)」も大盤振る舞いされていた。

もう一つ、トルコ・パビリオンが近年特に力を入れているのが、「コンフェクショナリー」部門である。
ピンクとホワイトのストライプ模様がポップな「トルコ・コンフェクショナリー・プロモーション・グループ」のブースでは、可愛らしい小箱に入ったバクラヴァやロクムの配布はもちろん、今年はアメ細工の実演まで!


陽気なデモンストレーターのお兄さんが、通りがかる来場者をつかまえてはロリポップ作り体験をさせてくれていた。

                         ※細長く伸ばしたカラフルな飴をねじって丸めて棒に刺す。

以下、筆者が特に気になった出展企業をご紹介する。
@ Olivosというオリーブオイルの会社が作っているドライフルーツ加工品『fit fit』は、アプリコットやいちじく、デーツなどのドライフルーツのペーストを用いたヘルシーなスイーツ。直径5cm程度の薄い円形にギュッとまとめられたスナック的なもので、砂糖不使用で低カロリー、クルミやアーモンドといったナッツなどと組み合わせた食感も楽しい。ちょっと小腹が減った時にうってつけだ。コーヒーブレイクのお供にも良さそう。ヘルシー志向の女性向けに、日本でも展開したら受けるのではないかと思う。(少なくとも、一個100円くらいなら私は買いたいと思う)


Aドライフルーツ天国のトルコ、代表的なのはやはりアプリコット、レーズン、イチジクで、毎年FOODEXのトルコ・パビリオンではこれらの製品の出展を多く目にするが、今年新設されたHALL9の『オーガニック&ウェルネス』コーナーで、トルコ発の少々目新しいドライフルーツを発見した。

『緑茶エキス配合サルタナレーズン』

レーズンと緑茶の組み合わせとは?緑茶味のレーズン? どういったものか気になって詳細を聞いたところ、緑茶エキスを注入したレーズンということで、緑茶の健康成分のみを取り入れた機能性食品ということらしい。 実際に食してみたところ、味はふつうに美味しいレーズン。ソフトタイプとドライタイプの二種類ある。 ドライフルーツの持つ食物繊維に、緑茶のポリフェノールやカテキンなどの有効成分を合わせた健康食品。心血管疾患、糖尿病、癌などの予防効果が期待できるという。 イズミル高等技術研究所教員で食品技術学部長であるアフメット・イェメニジオール博士教授の発案により、トルコ科学技術研究評議会の産業研究開発プロジェクトの一環で資金援助を受けて、KFC食品が自社の研究室で開発に成功した製品とのこと。製品化するまでに2年かかったそうだ。

「抹茶味」「緑茶味」の食品は世の中多く出回っているが、「緑茶機能付き」の食品というのは初めて聞いた。味に変化がない点で一見渋いやり方だが、機能面に特化して開発されたというのは興味深い。消費者がどのような反応をするか、先行きがとても気になる製品である。

Bもう一つ、目を引いたのがこちら、KENTONというブランドのスイーツの素シリーズだ。

『キッチンの頼もしい味方』が謳い文句のこのブランド、各種ケーキミックスやプディングミックスをはじめ、チョコレートソースの素、フルーツソースの素、ゼリーの素、カスタードクリームの素、ホイップクリームの素など、ホームメイドのスイーツを手軽に作れるアイテムが目白押しだ。
チョコレートプリンやバナナプリンなどの定番の味は当然ながら、トルコの伝統的なスイーツも簡単に作れるミックスになっている。大半が牛乳を入れて火にかけるだけ、という、お子様にも無理なく自家製スイーツが作れる、まさに『キッチンの頼もしい味方』。イメージとしてはハウスの『フルーチェ』が近いかと思うが、バリエーションの豊富さは圧倒的。トルコのとろとろ系のスイーツもとても美味しいので、これはぜひ一刻も早く日本に入ってきてもらいたい。

他にも魅力的な商品は数多くあった。
詳細はオーガナイザーであるエーゲ輸出機構による下記URLを参照されたい。
http://upload.eib.org.tr/20150512/00000000001011.PDF

*トルコに関するサポートを必要とする企業様がいらっしゃれば、お気軽にご相談下さい。 
E-mail: tonegawa@gm-group2.net

(以上)

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